<Header>
<Author: 魏徵>
<Title: 述懷>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文有假名>
<style2: 日本漢文訓讀附假名標注>
<TranslatedTitle: 述懷>
<BookPage: 17>
<UsedPage: 1>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
中原初逐鹿，
投筆事戎軒。
縱橫計不就，
慷慨志猶存。
杖策謁天子，
驅馬出關門。
請纓繫南粵，
憑軾下東藩。
鬱紆陟高岫，
出沒望平原。
古木鳴寒鳥，
空山啼夜猿。
既傷千里目，
還驚九折魂。
豈不憚艱險，
深懷國士恩。
季布無二諾，
侯嬴重一言。
人生感意氣，
功名誰復論。
<End Poem>
<Translation>
中原（ちゅうげん）　還（また）　鹿（しか）を逐（お）ふ。
筆（ふで）を投（とう）じて戎軒（じゅうけん）を事（こと）とす。
縱橫（じゅうわす）　計就（はかりごとな）らざれども、
慷慨（かうがい）　志猶（こころしなほ）　存（そん）せり。
策（さく）を仗（つ）いて　天子（てんし）に謁（えつ）し、
馬（うま）を驅（か）って　關門（くわんもん）を出（い）づ。
纓（えい）を請（こ）うて　南粵（なんゑつ）を繫（つな）ぎ、
軾（しょく）に憑（よ）りて東藩（とうはん）を下（くだ）さん。
鬱紆（うつう）として高岫（かうしう）に陟（のぼ）り、
出沒（しゅつぼつ）して平原（へいげん）を望（のぞ）む。
古木（こぼく）　寒鳥鳴（かんてうな）き、
空山（くうざん）　夜猿啼（やゑんな）く。
既（すで）に千里（せんり）の目（め）を傷（いた）ましめ、
還（また）　九折（きゅうせつ）の魂（こん）を驚（おどろ）かす。
豈（あに）　艱険（かんけん）を憚（はばか）らざらんや、
深（ふか）く國士（こくし）の恩（おん）を懷（おも）ふ。
季布（きふ）　二諾無（にだくな）く、
侯嬴（こうえい）　一言（いちごん）を重（おも）んず。
人生（じんせい）　意氣（いき）に感（かん）ず、
功名（こうみやう）　誰（たれ）か復（また）　論（ろん）ぜん。
<End Translation>